【琥珀の望遠鏡】フィリップ・ブルマン   

2004年 03月 08日

a0002942_05558.jpg羅針盤を頼りに旅を続けるライラとウィル。その旅は「死者の国」にまで及ぶ。ライラの担った役割とは? そして地上に楽園を求め、共和国建設を目指すアスリエル卿と「教会の権力」の闘いは? 傑作冒険ファンタジーの完結篇。 (「MARC」データベースより)

まとめると現代のキリスト教観の新定義みたいなかんじなんだろうか。たくさんの出会いがあり、別れがあり、終章では皆それぞれが属する次元の世界へ帰るのだが、その余韻がまたいい。しかし、子供が読んで理解するのはちょっとむつかしいかもしれない。逆に言えば大人もかなり楽しめるファンタジーではないだろうか。ハリ・ポタは正直まんがっぽくて巻が進むごとに読みづらくなってくるが、本作は圧巻。同じようなファンタジーでキリスト教ネタの【ネシャン・サーガ】が思い浮かぶが遥かに独創性に富み、イメージ豊かでよく調べこんであり、内容が段違いに濃い。確かに【指輪物語】や【ナルニア物語】と並ぶファンタジーの最高峰と賞されるの頷ける。

総合評価★★★★★(★5が最高)

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■書籍情報
琥珀の望遠鏡
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by cafe_europa | 2004-03-08 00:55 | Fantsy

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