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「食」の欺瞞   

2004年 05月 05日

「食」の欺瞞_a0002942_20540.jpg本日の夕食はカレーにオニオンスープ、そしてサラダとフルーツ。野菜は母親の友人が育てているものを利用しており、農薬や肥料がバラまかれたスーパーの野菜に比べると体にもよさそうである。
そしてこの問題の野菜、サラダを半分ほどたいらげ、残りを頂こうとフォークを持ち上げてみるとフォークに何か細長いものがいる。


━━━━生きた「虫」である。

致命的にうっかり者の私は、トマトを食べるかレタスを食べるか悩まなかったらうかつにも食べてしまうところだったのである。
幸運にも「事故」は未遂であったが、情けないかな、軟弱な私は冷静ではいられない。騒いだあげく、サラダを捨てた生ゴミの袋を縛るのにも勇気を振り絞らないとならない始末。

日本では肉類のパッケージなどに生き物を連想させないように気を使い、それは食に対する欺瞞だという一文をどこかで読んだことがある。野菜も虫がいるなら安全といえるのだが、無理なものは無理である。
カニ味噌は海苔の佃煮と思い込まないと食べられないし、イクラまでいくとゼリーと自己暗示をかけておいしく頂いている。うなぎまでくると自己暗示もうまくいかず、ひつまぶししか食べられない。生きたままの魚やタコなどはもってのほか。
自分を騙してたべる私は、「食」の素晴らしさを真に理解はできないのだろうなあ。味音痴だからいいといえばそれまでなんだけど。

by cafe_europa | 2004-05-05 19:54 | think

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