【陰翳礼讃】谷崎潤一郎著   

2004年 03月 07日

a0002942_16548.jpgさすがに耽美な世界である。10年前に初めて読んでから、久しぶりに読み直した 。耽美小説はあまり好んで読みはしないが、本書は別格であり、時々忘れた頃に何度も読み直している。
当時は物の見方の切り口に驚いた覚えがあるが 、 今なお読み直しても新鮮 。日本の建築様式を素材として日本とその他の文化の世界観の違いを美しく語っている。全てが共感できるわけではないが、始まりから終わりまで、自分の美学を感性と理論と行動で貫き通すその姿には脱帽だ。
本格的な長編作品にまでいくと肌にあわないのでちょっとツライが 、こちらは苦手な人でも入門書として入れるのではないだろうか。

総合評価 ★★★★☆ (★5が最高)

■書籍情報
陰影礼賛
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by cafe_europa | 2004-03-07 16:53 | other books

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